9.30.2011

「 」の都

パリは僕らが旅に出発する前から中間地点にしようと考えてていた場所である。きっと日本を出発してから全行程の半分あたり、そろそろ休息も充電も必要なのではと選んだ場所。別々に到着した僕らは、互いにお疲れ様をいう間もなく、友人との再会、妹や甥との合流、従兄家族の自宅へ訪問など様々なイベントがあり、これまでの旅にはなかった華やかな時間を過ごす事ができた。知った人々に甘え、ワガママをいい、楽しい時を共有する。異国の地でも、家族や友人とのホッとするひと時は変わらない。先々週の週末は、総勢8名もの家族、親戚が集い、フォンテーヌ・ブローやヴォー・ル・ヴィコンテなどお城を巡り、ゴッホが晩年の数ヶ月を過ごしたオヴェール・シュル・オワセを訪れた。パリから100キロ程度の郊外ですら、その風景や印象が異なり、違った一面を堪能することができる。




学生時代に訪れた時はそう思わなかったが、パリはとても好きな街だと実感した。食べ物も、人の温かさも、街並みも、新たな発見の数々も全て含め、心地よい。期待していなかった天候も秋晴れが続き、むしろ暖かくなってきている。ただ、まだ旅の途中。あまりリラックスしすぎると立ち上がるのが億劫になってしまう。しかもチーズにサラミにクロワッサン。この二週間でどれだけ体が重くなったかは怖くて知りたくもない。そろそろ今後の事も考えなければと家族会議を開始。


元々は6ヶ月間の予定で旅へ出発したが、もしここが中間地点だとしても最低8ヶ月にはなってしまう。しかも訪れたい場所は日に日に増えてゆく。西へ行くか、南へ行くか?どこから回ろうか?どうやって行こうか? ビザは?予防接種は?とりあえず欧州を11月上旬までに出ることと、次は南アジアへ向かう事までは決まった。インドのビザも昨日申請。

さて、これ以上荷物を増やさないようにしなくては。少し食事制限でもしなくては...

0 件のコメント:

コメントを投稿