6.05.2011

魚で祝ったの誕生日

今晩の食事、サエが選んでくれたのはイサフィヨルド市内の港に面した魚料理の店、アイスランド語でログ・キャビンを意味するTjöruhúsid。歴史を感じさせる古い平屋の建物の中には長テーブルとベンチが並べてあり、既に店は多くの人で溢れ返っていた。どうやらここで親戚の集いをしているらしい。50人の団体さんがほとんどのテーブルを埋め尽くし、我々は他の観光客とともに隅のテーブルへ押しやられる。


 
 
今夜の料理はビュッフェ・スタイルで、サーモン、ナマズ、タラなどこの港で水揚げされる魚をいろいろな味付けで調理し、フライパンのまま無造作に机の上においてある、。アイスランドは全般的に味が濃いのが特徴で、ビールと良く合う。そして美味しい。ただ、バターの量も中途半端ではないのですぐにお腹いっぱいになってしまう。合席したのはアメリカ人の年配夫婦と、マルタ島の同年代夫婦。あれ?マルタ島ってどこだっけ。こっそりとサエに聞き、いつの間にか我々の今後の渡航先に加えてしまった。こんな事も旅先での出会いの醍醐味。
 
 
 
 
いい具合にアルコールが回り始めた団体さんは、スピーチをしたりジョークを言ったりして楽しそう。そのうちに我々外国人テーブルの連中も引き込まれ、歌を歌ったりして楽しい時間を過ごした。この親戚一同、生きていれば100歳になっていたお祖母さんを想って4世代もの大人数が集まったらしい。家族の絆、なんて素晴らしいのだろう。そういえば、レイキャヴィク滞在中にアンナの甥の誕生日に招待された時も多くの家族が集まっていたし、先日馬肉料理を作ってくれたグナーも、よく家族の話をしていた。
 
 
そんな彼らにアイスランド語でバースデーソングを歌ってもらったり、2軒目のバーでも合流してお酒を飲んでよく笑った。この土地の人々は、気候とは裏腹に本当に温かいという事を改めて感じながら、更けない白夜の夜は過ぎていった。
 
サエ、ありがとう。

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